ご挨拶


 平成二十二年六月、講談社の第五回・小説現代長編新人賞で拙作 「我が糸は誰を操る」が奨励賞をいただき、作家業への道が開けました。

 筆名「永青」は、「自分の中から無限の情熱を引きずり出せる少年でありたい」という気持ちから付けたものです。

 青春、という言葉があります。漢語の構成で、同意語を重ねた言葉です。青も春も、意味は「はる」。青とは人生の春、少年期を表す一文字です。「少年でありたい」私は、「青きを永らふ」の思いで「永青」を筆名といたしました。

 人に楽しんでもらえる作品を書き続けたい。そしてその作品が読み捨てられてしまうのではなく、ほんの小さなものでいい、読者の心の中に「何か」を残し、波風を立てられたらと思います。

 末永く拙作をご愛読くださいます様、お願い申し上げます。


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